エンドロールには早すぎる

ドラマ、映画、ゲーム、本、音楽。【創作】に触れて感じたことをありのままにメモすることを常に目的としています。

『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン8(最終章)第5話「鐘の音」感想

ショックで何もする気が起きん……
熱が出そう……



ネタバレあり


いや~…
はっはっはっ…

嘘だろう…

恐れていたことが現実となった…

デナーリスは正気を失い…
町が…
民が……

炎と……


う~む…

今回のエピソードは実に不穏な始まり方をした。
まずヴァリスが叛逆のかどで処刑される。
胸が痛んだよ。
ヴァリスといえば、事あるごとにティリオンを助けてきた。ティリオンに死刑が宣告された時もジェイミーと共謀して助けた。シーズン2から俺たち視聴者はこの二人の関係を見てきたが、そこには不思議で不安定なれど、確かな絆を感じられた。
それなのにティリオンは「済まない」の一言でヴァリスを見殺しにしてしまった……
前回のエピソードで、ヴァリスは堂々とティリオンに自分の想いを話していた。ティリオンはその危険性を承知していたはずだ。それなのにヴァリスを止めるでもなく手を打つでもなく助けるでもなく、裏切り者を疑うデナーリスに「あいつがやった!」って……
ティリオンよ、どうして……
どうしてしまったんだ?
サンサから聞いたことを右から左へ受け流すようにヴァリスに話したんだから……
責任を取るべきじゃなかったか……
ジェイミーを逃がしたおかげでジェイミーも死んだし、やることなすこと裏目に出てしまってる。
振り返れば、タイウィンと共に、ティリオンの戦いも終わっていたのかもしれない……

サーセイは哀れだったな。
結局始まって見れば、スコーピオンも鉄水軍も黄金兵団も頼りにならず、一方的な負け戦になり。
一応ワイルドファイアもあちこちに仕掛けていたようだが、ドラゴンの炎の前ではそれも霞んでしまい。
何を思ったのか涙を流し……
う~む……まさか本当に死ぬとはな……
俺的にはワンチャン生き残ってペントス行っててもいいと思うよ。そして生まれた子が鉄の玉座奪還を目指し……ってアホくさすぎるかw
てかクァイバーンがあんなついでみたいな殺され方したのが地味にショックなんだが……w
有能すぎて好きだったが。こいつはサーセイ側で生き残るキャラかと思ってた。

てか正直さ…
ジェイミーがあんな形で死んだのが悲しかった。
俺は「贖罪」を見るのが好きだ。
世の中の厳しさに揉まれ、悪いことをしてきた奴が、酸いも甘いも噛み分けて、善行を為すようになる……俺はそういった類の話が大好きなんだ。
だからジェイミーがあんな形で死んでしまったのが、なんか悲しかった。
ゲーム・オブ・スローンズ』におけるジェイミーと言えば、ブライエニーを助けたり、ティリオンのためにタイウィンに掛け合ったり、リヴァーラン城の無血開城を成功させたりといった、心を震わせるようなシーンを見せてくれていた。
だがこの死に方は……うーん、良かったのかなぁ。まあ、でも、生き残るとは思ってなかったし、愛する人を腕に抱いて死ねたのだから、綺麗ではあるけれど……まぁ、「敗け」だからね。
しっかしほんとサーセイって憎らしい女だよなw ブライエニーが可哀想だろ……


さて、何といっても今回のエピソードのハイライトは、デナーリス・ターガリエンが王都を焼き尽くして、女も子供も見境なくぶっ殺したところだろうな。
降伏の「鐘の音」が鳴ったあと、素直にレッドキープに向かってサーセイをとっ捕まればいいものを、敢えてそうせずに執拗に市街地を焼いて回ってたのは、もう言い訳ができません。
ダニーは最悪な選択をした。
したが、止められる道はあったのだろうか?
ダニーが食べ物にも手を付けず、髪の毛も乱れ放題のあの心身共に弱っている時に、ジョンが愛を与えられていたら?
恐怖を選ばずに済んだだろうか?
ホワイトウォーカー戦であれだけ頑張ったのに、近しい人に死なれ、側近は勝手なことばかりして、民衆や諸侯には野蛮人を連れてきた異国の侵略者としてしか見られず……愛するジョンには拒絶される。
みんな愚かにもダニーを信頼しすぎだったのでは? なめとったらあかんで。ドラゴンでいつでも誰でも殺せますよって人のメンタル管理怠ったら何が起きてもおかしくねえんだわ。

デナーリス・ターガリエンは確かに善人だが、ある種の危険性を孕んだ人物であることは誰もが承知していたはずだ。
シーズン1から振り返れば、彼女は時折り怪しい判断を下すことがあった。
ヴィセーリスを見殺しにした。
商人の町クァースから略奪した。
アスタポアを焼いた。
軍を奪ってユンカイを落とし、ミーリーンの大ピラミッドに座り、奴隷商人湾の秩序をメチャクチャに破壊した。
もちろん理由があってのことだが、一線を越えられる人物だということは明らかだった。
慈悲の心を説いていたサー・ジョラーやサー・バリスタンがいれば、今回の虐殺を防げただろうか?
ティリオンが同じ役割だったけど防げなかった時点で望みは薄いか?

可能性の地平がどうだったにせよ、もう後戻りはできない。
ダニーはもはや引き返せないところまできてしまった。何を言ってももう自分を正当化できない。「世界をより良い場所に」という理想はもはや粉々に砕かれた。今や彼女は目的を見失い、サーセイと変わらない道を歩もうとしている。
では、誰がウェスタロスに秩序を取り戻してやれるのか?
ジョン・スノウか? 不可能だ。実際はどうあれ、デナーリスに味方して虐殺に加担した形になってしまった。
ティリオン・ラニスター? ダニーすら説得できない男が七王国の頭の固い諸侯たちをどう言いくるめる?
まさかのアリア・スターク? そんな柄じゃないだろう…
ゲーム・オブ・スローンズ』はバッド・エンドに直行しているように思える。これなら夜の王が鉄の玉座に座った方がマシだったということになりかねない。夜の王の統治の下だったら、少なくとも人が苦しむことはなかったのだから……


youtu.be
↑次回予告。
とんでもない雰囲気w


泣いても笑っても残すところはあと1話。
ウェスタロスの未来はどうなってしまうのか。
そしてミーラ・リードやエドミュア・タリーやロビン・アリンはやはりもう出てこないのか?(笑)
ダニーは死ぬのか生きるのか? 反省してくれるのか?
はあ。はやく来週になってくんねえかな。

竜との舞踏 上 氷と炎の歌 (ハヤカワ文庫SF)

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『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン8(最終章)第4話「最後のスターク」感想


ネタバレ有り。


なんかデナーリスがひたすら可哀想だったな。
孤独やん。

せっかく北部に兵を出して、多大な損害を出したのに、特に報われることもない。
ジョンには真実を言わないでと哀願する羽目になり…
意気揚々と凱旋したと思ったらユーロンにレイガルを殺されて…
王都の壁からミッサンデイの首が落ちるのを見て…
デナーリスは、自分の積み上げてきたこと、信じていた運命が、音を立てて崩れていくのを感じただろう。

それにしても、側近にティリオンやヴァリスがいながら、デナーリスサイドは出し抜かれてばかりだな。
やっぱり慢心しすぎだったんじゃねーの…
ヴァリスはもはやデナーリスにほとんど見切りをつけてしまったし、ティリオンも冴えなかった。
クァイバーンを言いくるめることに失敗して、打つ手なしのティリオンはもがくようにサーセイに哀願した。子供の為に降伏してくれと。
言うてティリオンも無駄だと承知していただろう。サーセイは少なくともミアセラの死の責任はティリオンにあると考えているはずだ。ティリオンはミアセラをドーンに売った張本人なのだから。そんな人間の言葉をサーセイがまともに聞くと、あの瞬間も本気で信じていたんだろうか?
もはや為す術がないように感じる。

もはや、デナーリスの鉄の玉座への夢は粉々に打ち砕かれてしまったように思われる。
力のある継承者が別に存在し、軍は半壊し、側近はハエのように死んでいき、敵に簡単に出し抜かれ、もはや何がデナーリスを支えているのか?
ミーリーンを盗った頃、デナーリスの一党は希望に満ち溢れていた。
当時、七王国では不適切な統治者が蔓延り、国土は荒れ放題、善人がばったばったと死んでいき、状況は絶望的だった。それに比べるとデナーリスの一党は希望の輝きを放っていた。軍を拡大し、有能な側近を雇用し、もう敵はないように思えた。
あの頃はもう戻ってこない……
今後、デナーリスが逆転してくれることはあるのだろうか?

終わってみれば、ジョン・スノウの口が軽すぎることが問題だw
あのネッド・スタークでさえ誰にも言わなかった秘密なのに。
なぜ敢えて火種を撒くような真似をするのか?
七王国がまた分裂する羽目になったら、彼はどう責任を取るつもりなのだろう?

ゲーム・オブ・スローンズも残すところあと2回。
緊張してきたわ。

七王国の玉座〔改訂新版〕 (上) (氷と炎の歌1)

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『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン8(最終章)第3話「長き夜」感想

She never wanted to leave.

ネタバレ有り

いや~凄かったね…
凄かった。

暗闇の中、死者の軍団との戦いが始まった。
ウィンターフェルの壁は次々と突破されていき…


絶望感ハンパねえ。


津波に剣で立ち向かってるようなモン。
災害と戦闘してるようなモン。
勝てるビジョンまったくなかったわ。
今も本当に終わったのか? という感じ。

メリサンドルがいきなり現れてドスラク人に炎の剣を与えたまではよかった。
でもいざ敵に突撃したら暗闇の中で一つまた一つと火が消えていき…
なんやなんやと見ているうちに津波のような死者の軍団が押し寄せる。
やばすぎだろ。

ここまで絶望感ある映像もなかなか見ないなぁ……
死者になりにいったドスラク人とか、吹雪と闇でデナーリスがドラゴン活かせないとか、何もしてないジョン・スノウとか…
これもう人間の無能のせいで世界が終焉するという風刺だろ……と思ったわw
夜の王が死んだ奴復活させ始めた時の絶望感は異常w


みんな絶望的な表情で戦っててずっと心臓バクバクしてた。
ブライエニーとか死ぬんじゃないかと心配してたが大丈夫だった。
でもやっぱり死ぬ奴もいるわけで。

エッドやベリックが死んだの地味につらい。
死にそうなキャラが本当に死ぬのやめろ。
サムは頑張ってエッド焼いてやれよw 青い目にだけはなりたくないってずーっと言ってたのにw まあ流石に無理か。
そこそこの奴が生き残るって言ってたのになぁ……こういう地味なキャラにしれっと生き残ってほしかったわ。

リアナ・モーモントは輝いてたね。
命を賭して巨人を殺した。グレン級の大金星だろこれw 本当のジャイアンツ・ベインだな。
でも流石に泣いた。
この子は死ぬと思ってなかった……どーすんのこれ? モーモント家断絶じゃん。ジョラーも死んでしまったし。

デナーリスがドラゴンから落ちた時、「え…これもしかしてデナーリス死ぬんじゃねーの…」とビビったが、そこに颯爽とジョラーさんが現れて、護ってくれた……
騎士として、カッコ良く散っていった。
ジョラーさん、とうとう死んでしまったか。
ほんと、ジョラーは好きなキャラだった。S1からデナーリス・パートはジョラーの活躍を楽しみに見ていたものだった……そんなジョラーがとうとう死んだ。
ダニーめっちゃ泣いてて俺も泣いたわ。
最近冴えないダニーさんだけど、この経験を経てどうなるか見物だな。

今回、一番びっくりしたのはシオンが死んじまったことだな…
俺はシオンは鉄諸島に退却する時の案内役になると思ってたが、そのような展開にはまるでならずw
英雄的に死んだ。なんなん? あのあざとい演出w めっちゃ泣いたわ。
シオンは俺の好きなキャラランキング・トップ5に入るくらい好きだから辛かったね。

とりあえず、アリアが輝きまくってた。アリアこそ世界を救ったヒロインだな。
アリアの旅を考えると感慨深い。
一時は、調子に乗った、いけ好かないガキになってしまったと思ったこともあったが、やっぱりアリアなんだよなぁ。
最高だわ。やっぱり最後に決めてくれるのはアリアだよな。
もうサーセイもお前が殺しちまえよw



とは言え、終わってみればあっけなかったな。
主要キャラはそんなに死ななかった。あれだけ前のエピソードでタメた割には、拍子抜けするほど死ななかった。死相出まくってたブライエニーもグレイワームも生き残ったしね。
ジョラー、シオン、エッド、リアナ、ベリック・ドンダリオン、メリサンドル……くらいか? 確定死んだの。地味にデナーリスの側近のドスラク人も死んでたはず。
正直この絶望感からいったらもっと死んでてもおかしくないと思うが、主要キャラは都合よく脚本の加護に守られたのかな?w
ブラン殺害寸前にアリアが一突きで夜の王を殺しちゃったのも、な~んかハリウッド映画感あったしね。
でも残り3話、気は抜けない。このドラマ、戦争より陰謀で死んでるキャラの方が多いし。

今回のピックアップ・キャラはアリアか?
それともメリサンドル?(こいつおいしいとこ持っていきすぎだろw)
まあ、少なくともジョン・スノウはねえよなぁ?

ジョン・スノウさん、今回は何をしていたんだ? お前ドラゴンに乗ってただけやんけ。軍靴を汚し泥にまみれて戦うのがお前のスタイルちゃうんかいw
長き夜を導く男、暗闇の中で頼れる総帥、光の戦士などとおだてられながら、肝心要の時に何をしていたか? やってることは慣れないドラゴンに乗って、ゾンビドラゴン相手に狼狽えていただけ…
嘘だろお前w
もう北の王返上しろよw あ、してた。
主人公級の男でも大して役に立たないこともあるんだなぁ。
ずっとWWと戦ってたのジョン・スノウじゃん。そんな男がよりにもよってこのエピソードでなんにもできずにいたのってw 悲しい。主人公補正はアリアに味方してた。
つってもやっぱり一番好感持てるキャラクターだから、汚名返上できるといいな。

夜の王も殺したことだし、WWの脅威が本当に去ったのかは謎だが、もしそうなら、残り3話でサーセイ、お前何しに出てくるん?w
次回最終回!でもいいレベルのエピソードだったんだが。
サーセイよ、お前、もう要らんやろ…大人しく死んどけや感が正直あるよね。
でも最後に楽しませてくれるのはサーセイだと信じてる。
やっぱゲースロにはハリウッド映画ばりのアクションシーンよりも生き生きとしたキャラクターたちによる陰謀合戦を期待しているわけです。
サーセイよ頑張れ!

ミゲル・サポチニクが監督する第5話で最後の戦争があるんだろう。言うて今回の絶望感を超えるのは絶対に無理だろ。今度こそ主要キャラ大量殺戮くるのか?
いや、キャラにバッタバッタと死んでほしいわけじゃないけどw
サーセイは絶対死ぬとみんな思ってるから逆に生き残ってデナーリスとジョン・スノウが死ぬのも、俺はありだと思うよ。
つーかなんならデナーリスとジョン・スノウが対立する可能性もかなりあるよな。


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いや~また今日の夜見直そう。面白すぎた。

↑ゲースロとジョニーウォーカーのまさかのコラボw

『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン8(最終章)第2話「七王国の騎士」感想

ネタバレ有り

俺はカーテンを閉め切り電気も消しウイスキーとチョコレートを用意し万全の態勢でこの放送に臨んだ。

やっぱりオープニングは毎週変化するみたいだ。
死者の行軍を示唆する氷のパタパタはラストハースを包み終わりウィンターフェルに向かっている。
これ最終話どうなるんだよw

さて、今回は拍子抜けするほど静かな話だった。
ゲーム・オブ・スローンズ』では大体のエピソードで人死にが発生するが、今回の犠牲者は珍しく0だった。
完全に嵐の前の静けさといった感じで、不穏な空気の中、みんな来たる死を予感しているものの、共に戦う仲間の一体感も生まれていて、つかの間の幸せな瞬間を渇愛して、噛みしめていたように思う。
どいつもこいつも「これでもう、いつ死んでも後悔はない」というような脚本が詰め込まれていた。
そしてはっきりした。最終章では誰も安全が保証されていないということを。たとえこの戦いを生き延びたとしても、最終話でも生き延びられるかはまったく確かじゃない。ジョン・スノウやデナーリス・ターガリエン、ティリオン・ラニスターやアリア・スタークでさえ。生き残るキャラも多いだろうが、決して確信できるキャラはいない。

俺の中では第1話のヒーローはサムだったが、第2話の今回は選ぶのが難しい。まあ、ブライエニーかな。
ジェイミーを弁護して、ジェイミーから騎士の叙任を受けた。あ、これもしかして死ぬフラグか……? 今それを想像したら、泣いてしまったわ(笑)

最後の夜

ジェイミーがウィンターフェルに到着して、案の定ひと悶着起きる。
早速彼の裁判から始まるが、ブライエニーの弁護に言いくるめられたサンサはジェイミーを迎え入れる。
この時デナーリスがサンサを見て「こいつなに勝手に…!?」って顔をしてたのがなんか笑えた。
デナーリスさん、最終章ではここまでかなり苦い思いをしている。今回も、自分が"手"であるティリオンを信じないと言った一方で、サンサがブライエニーを信じ、さらに"女王"の言葉を待つより先にジェイミーを正式に許させてしまった。ウィンターフェルでは女王の意見が尊重されていないことをあんな観衆の前で見せつけられたのは、デナーリスにとってはかなり屈辱だろう。
しかもジョンには耳を塞ぎたくなるような都合の悪い真実まで告げられてしまい、動揺を隠せない。ジョンに正当な継承権があるとなれば、デナーリスは一体どうしたらいいのか??? 不穏な展開だ。

前回は"再会"の場面が多かったが、今回は"渇愛"の場面が多く見受けられた。
死が間近に迫っていると思えば、せめて今くらい幸せでもよいのではないか? とみんな考えていそうな動きだった。

ブランは囮を名乗り出て、シオンはブランを守るコトを渇愛する。
ダヴォスは強気な名も知れぬ少女の姿にシリーン姫を思い出す。
グレイワームとミッサンデイは全てが終わったらナースに旅をする約束をする。
アリアとジェンドリーは一緒に寝る。
エッドは黒の城の戦いの時と同様、死んだら燃やしてもらいたがる。
ジョラーはリアナ・モーモントに助言を無視される。
ブライエニーはジェイミーによって騎士に叙任される。

みんな次回で退場する可能性が十分ある。
特にブライエニーやグレイワームからは"死相"すら透けて見えるようだ…頼むぞ…
放送前のトレーラーでアリアが絶望的な表情で走ってたのも思い出した。これってジェンドリーとかサンサとかアリアに親しいキャラが死んだんじゃね……とか想像してしまう( ;∀;)

しかしロイス公はすっかりサンサの付き人みたいな感じになってるなw シーズン4で初登場した時からこの人地味に好きなんだよな。セリフ少ないし存在感ないけどしれっと生き残ってほしい……
小指も死んだ今となっては、おそらくロイス公が実質上"谷間"の守護者になっていると思うしね……ロビンの摂政的な感じで。
そう考え始めれば気になっていることも多い。ロビン・アリンは再登場するのか? リヴァーランの権利を持っているはずのエドミュア・タリーは? 決死の覚悟でブランを守ったミーラ・リードはこのまま蚊帳の外で終わるのか? ダーリオ・ナハリスは今もミーリーンの巡回をしているのか? メリサンドルは出演が確定しているのにまだ気配すら感じないのは何故か?
残り4話で彼らのお話が少しでも触れられることがあるだろうか? 『ゲーム・オブ・スローンズ』は魅力的なゲストキャラも多いので、再登場は望まないまでも、ぜひ作中で言及くらいはされてほしいところだ。

展開が静かで緩やかだっただけに色々見落としてるかもしれない。今夜の再放送でまた見直そう。


来週が待ちきれない。
誰が死ぬのか? 誰が生き残るのか?
ウィンターフェルは落ちるのか? 持ちこたえるのか?

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The War is on!


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『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章 第1話「ウィンターフェル」感想。

ネタバレ有り

とうとうこの日がやって来た。
来てほしくなかったような気もする。
だが始まりがあれば終わりもある。それは必ず来る。

ゲーム・オブ・スローンズ』最終章(シーズン8)が始まった。
約2年ぶりの放送。
俺はAmazonPrimeのスターチャンネルEXを契約して備えていた。
今、冬の狂風が吹き荒れ、氷と炎の歌が響き渡る。

シーズン8の感想を書き始める前に、少しだけプロットを振り返ろう。前シーズンでは、首脳会談のごとく、大物たちが額を揃えてホワイトウォーカーへの対策を話し合った。
嵐の申し子デナーリス・ターガリエンと、彼女に跪いた北の王ジョン・スノウは、北へ向かいホワイトウォーカーとの戦いに備える。
一方サーセイは彼らに協力すると口で言っていながらもちろん協力するつもりなどない。戦って死ぬか跪いて死ぬかしかないと思っているからだ。ユーロンが潮の匂いと共に連れてきた黄金兵団を頼りに裏切る準備を整える。
そんな中、高潔な男に変貌したジェイミーはサーセイを見限る。シオンはユーロンから姉ヤーラを取り戻そうと画策する。

このブログでは当面、『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章(シーズン8)の感想と考察を書いていく。


以下ネタバレ有り 概要と感想。

シーズン8 第1話


まずオープニングが始まる。

震えた。

一新されている!
今までのオープニング映像とまるで違う。
これまでの映像はイエローベースだったが最終章はブルーベース。暗く、激しい。崩壊した壁から始まり、ラスト・ハースを通過し、ウィンターフェルと王都に地上からのカメラでド迫力に迫る。フィニッシュは鉄の玉座だ。細部も描かれている。何度でも確認したい仕上がりだ。ホワイトウォーカーが来る!
もうこの時点で心臓ドクドクした。
最終章って感じ。
オープニングだけで心掴んでくるのやめてくれw

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↑もう公式チャンネルにあがってる!

女王の訪問

シーズン1第1話のオマージュが来ると、俳優たちは口を揃えて言った。
誰もが予想していた通り、まるでロバートの時の如く、デナーリスがウィンターフェルにやってきた。
もちろん北部民は歓迎しない。
ターガリエン女王にアンサリードやドスラク人。彼らを客として見ることなんて、どうしてできるだろう? 北部は「よそ者」に虐げられてきた歴史がある。ロバートの時とは似ているようでまるで違う。もうみんなは拍手して出迎えないし、女王の前で跪くこともない。
ドラゴンが北の空を飛ぶのを目撃した民衆は、絶望的な気持ちになって神に祈る。ヴェイルのロイス公や、リアナ・モーモントは敵意むき出しで「よそ者」を睨みつける。
サンサは穏やかに対応しようとしているものの、明らかに「よそ者」を警戒している。「ウィンターフェルはあなたのもの」と口にするのがどれほど屈辱的なことか察してしまう。

そして案の定、不協和音が…
信じて送り出した北の王がパツ金のよそ者に跪いて王位を捨てるなんて……諸侯たちは苛立ちを隠せない。ジョンやティリオンがこれは必要なことなのだと上手いこと言いくるめようとしても、火に油を注ぐだけといった有り様で、グレイトホールは荒れに荒れる。
リアナは額にピキピキマークを浮かべてジョンを侮辱し、グラヴァー公は自分の土地に留まると通達。サンサはこれだけの大軍団を養うだけの施設も食糧もないと現実的な批判をする。そもそもドラゴンは何を食べるのか?(笑)

ということで荒れに荒れたが、わりに穏やかな訪問だった。
正直、開幕で揉め事が起こって一人か二人死んでもおかしくないと思ってた。ドスラク人や北部の頑固者たちが一堂に会しながら口喧嘩だけで済んだのだから、平和的な訪問だった。

うーん、それにしても、これまで南部の暖かい土地で過ごしてきた大物たちを、寒い北部の雪に覆われた景色の中で見られるのはやっぱり新鮮。
ティリオンとサンサ、アリアとジョンなど、再会シーンも豊富。

黄金兵団

王都パートは少なかった。
大規模な戦闘が第3話で描かれるとキャストは言う。
王都は物語の後半で主な舞台になってくるだろう。

ユーロンが黄金兵団を連れてきて、サーセイは象を見られず残念がり、ブロンはティリオンとジェイミーを暗殺しろと言われ、サーセイとユーロンが寝る。
サーセイよ……そんなに象が見たかったのか……(これってユーロンのあれの暗喩なのか? ユーロンのモノは象ではなく芋虫だったのだろうか…)
それにブロンは現実的な男だが、命令であいつらを殺すだろうか……俺は正直殺せるとは思えない……
サーセイよ、頑張れ。今や彼女が頼りにできるものと言えば、沈黙の誓いを立てた大男、シタデルを追放された老人、隙あらば裏切ってきそうな海賊くらいのものだが、それでも道はあるはずだ。
特にシーズン7でティリオンと話したことがやはり気になる。とんでもない密約が交わされた可能性は十分ある。
それに苦境に見えるのは今だけだろう。ホワイトウォーカーが北部に集まった連中を皆殺しとまでは言わずとも半減させてくれるだろうから。

鉄諸島の女王

今回割とびびったのが、ヤーラの救出劇だ。何がびびったって、一瞬で片付いたことだ。
ユーロンがサーセイと一発よろしくやってる間に、シオンの一党はヤーラの囚われてる船に乗り込む。華麗に見張りを処理して、あれよあれよとヤーラを救い出す。
いや、サクッと終わりすぎだろw シオン有能すぎかw
まあホワイトウォーカーの脅威が七王国を震撼させているっていう時に、ヤーラの救出劇でまごついてるわけにもいかないわな。見事。

ヤーラはシオンから全てを聞いたのか、方針を新たにする。鉄諸島に戻るようだ。
ユーロンが王都にいるならパイクは簡単に落とせるし、ホワイトウォーカーも海を渡ることはできまい、という具合だ。
これは伏線の可能性が十分ある。
ウィンターフェルが落ちたら、退却した連合軍はパイクを拠点にするかもしれない。

シオンとヤーラ。この二人が生き残っているのには理由がある。
俺はそう信じてる。

もう目と鼻の先にいる!

アマンドとベリックがしれっと生き残っててうれしいのは俺だけじゃないだろう。
彼らは壁の崩壊を目の当たりにし南へ下ってる。
それは黒の城のエッドなど守り人たちも同じで、彼らはラスト・ハース城で偶然にも鉢合わせる。

ラスト・ハースでは不気味な気配が支配していた。
人の気配はなく、兵士たちは殺されている。
3人は大広間に進み、不快な光景を目にする。

ラスト・ハースの現当主・アンバー少年が無残に死んでいる。
壁に取り付けられ、その遺体の周りには切り取られた人の腕が歯車のような形で配置されている。
彼らの仕業なのは明白だ。ラスト・ハースはホワイトウォーカーの手に落ちたのだ。

忘れがちな設定だが、ホワイトウォーカーたちは「芸術家」だ。
もっとも、彼らの作品は見たくないが……

だが彼らはもう、目と鼻の先まで迫っている。
決戦は近い。

鉄の玉座には誰が座るべきか?

サムは、怒っていた。
控えめな彼も、流石に腹に据えかねた。
デナーリスはジョラーを救ったサムにお礼を言うつもりで、密かに会いに来た。
だがサムがターリー家の者と知ると、気まずい空気が流れた。前シーズン、デナーリスはティリオンの進言を無視してターリー親子を焼き殺していたからだ。
そして面と向かってサムに告げた。「あなたの家族を処刑した。私に反抗したから」
サムは涙目になりながらもデナーリスの前では耐えていた。しかし、親友ジョンの前では抑えられなかった。感情を吐露し、言いたいことを主張した。

「君だったらどうした? 君は民を守るために王位を捨てた。デナーリスは? 王位を主張するばかりじゃないか!」
「君は実は落とし子じゃない。真の名前はエイゴン・ターガリエン。王位の正当な権利がある。君が鉄の玉座に座るべきだ」

ジョン・スノウもデナーリス・ターガリエンもお互い良い奴なのはみんな知ってる。
だが、この展開がもう衝突は避けられないことを示していた。
ジョン自身がどうするかはわからない。ホワイトウォーカーで頭がいっぱいなのに他の事なんて考えたくもないだろう。だが周りの人間がそれを許さない。
今回は仲睦まじくドラゴンを乗り回した二人だが、今後はそのような心温まるシーンは見られないかもしれない…

正直、サムがここまで怒ったのは驚いた。震えたね。
あれほど嫌ってた親父と言えど死んだと聞かされたら流石に涙も出るし、良い奴だった弟が死んだのは……我慢ならなかったんだろうな。
どういうふうにジョンは真実を知るんだろう? と思っていたけど、アツかった。


最期はジェイミーがウィンターフェルに到着して、「旧友」と再会して第1話終わり。
”再会”の多い第1話だった。

正直たまんねえわ。心の底からゲーム・オブ・スローンズが好きなんだなと思い知らされた。
ただただキャラがなんか歩いたり喋ったりしてるだけなのにめっちゃ面白ぇもんな。
第2話が待ちきれない。


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『新感染』感想。三回泣いた

前々から気になっていたものの特に見てなかった映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』(原語の直訳:釜山行き)がNetflixにあがってたので視聴。
正直なめてたわ。電車の中でゾンビパニック? うーん…みたいな。でも結局、めちゃくちゃ面白かったし、泣けた。どんくらい泣けたかと言うと、3回泣いた。

そんなに性格の良い奴でもない証券会社務めの親父と、忙しい親に構ってもらえず淋しい思いをしている子供が主人公。
これは、そんな親子愛の物語だ。
親父が、根は悪くないものの、人生を過ごす中でだいぶやつれ、良い親父とは言えない男なのが渋い。
娘のプレゼントをダブらすわ、他人を簡単に見捨てるわで、視聴者の敬意を集めるタイプの主人公ではない。

渋いと思ったポイントを一つ。
ゾンビパニックが車両から次の車両へ感染していく中、主人公一行が命懸けで安全な車両にたどり着いた時、無恥と偏見からそこの人々は主人公一行を撥ね付けてしまう。
明らかに醜い光景だが、主人公は何も言わなかった。「ふざけるな!」と声を荒げたりしなかった。ただ茫然とした表情で状況を見ていた。きまりが悪くて何も言えなかったのだろう。
「自分が、逆の立場だったなら…」
連中が醜いことは主人公が主張しなくてもわかることだし、敢えて静謐にしてて、渋くて、神聖な雰囲気の漂ってた、良いシーンだな、と思った。

厳しいシーンが続く中、とうとう主人公の最期のシーンが訪れる。
これがもうっ…神聖で、良い。
子供の言葉って本当にパワーがあるよね。

それと野球部の少年や恰幅の良いおっさんがカッコ良くて、一人一人のキャラが立ってて、見所満載で面白い。
満足度の高い映画でした。

ゾンビサバイバルガイド

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『壬生義士伝』感想。戦う男の生涯

 Netflixで『壬生義士伝』を鑑賞。浅田次郎の小説が原作で、滝田洋二郎の監督作品。
あらすじはこうだ。医者を訪れた訳アリの老人が、そこで昔の仲間の写真を見つけ、同じく訳アリの医者と昔を懐かしむ。そこには幕末の新撰組の苦い歴史と、金に目がないわりに吝嗇な一人の男、吉村貫一郎の物語があった…

時代劇が好きじゃない。
科白は古めかしくて難しいし、みんなわけわからん髪型をしてるし、時代背景もチンプンカンプン。実在の人物を名も変えずフィクションの中で動かすというスタンスも好みに合わない。
だけど面白かった。よく見れば科白も恰好もカッコいい。時代背景なんて後で調べれば済む。実在の人物の名前とか気にならない。
斎藤一はカッコいいし、吉村は割にふらふらしてたけど、味と魅力のある男だった。
俺も吉村みたいに同僚に生まれと家族の自慢をする退屈な男になりてえなァ。
でも斎藤みたいにクールでぶっきらぼうだけど器がでかくて実は暖かい心も持ってるみたいな男にもなりてぇよ。
この二人の友情とも言えない絶妙な関係がいいんだよな。「同志」って感じ。
終盤に斎藤一が吉村の娘、みつに何を思ったのか「吉村先生…ありがとう」みたいなことを瞳に涙を浮かべながら言ってたんだけど、俺はそこでとうとう耐えかねてボロボロ泣いた。佐藤浩市の演技に泣かされました。

殺陣の多い映画だったけど、不快な人物もおらず、明確な敵もいない。派手な戦やどんでん返しもなく、怒鳴り声も皿の割れる音もない世界。
ただ思い通りにいかない世の中を生き、目の前で起こる問題に対処し、自分に一つ芯を持って生き続ける…そういう男の生き様を見せつけられる映画だ。だから俺の好きな映画になった。
人のカッコいい生き様が見れる作品って、それだけで俺の心に響く。

たそがれ清兵衛や」「隠し剣 鬼の爪」を見て、時代劇=俺のよく知らないジャンルに対する偏見も取れてきて、結構面白いなぁと思いながらこの「壬生義士伝」も見たけれど、昔を舞台にした作品って全然イケるなと確信した。時代劇なら次は何を見ようかな。

壬生義士伝(上)

壬生義士伝(上)

壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)

壬生義士伝 下 (文春文庫 あ 39-3)